iBeaconで顧客情報を取得・分析するAislelabs

WRITER : Editorial department

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欧米を始めとし、海外では店舗内での顧客の年齢・性別やどのような経路で店舗内を循環しているのかを分析する店舗内マーケティングのビジネスが熱を帯び始めている。当編集部でもRetailNextという店舗内マーケティングを提供する企業を紹介してきたが、今回はiBeacon(アイビーコン)を使って店舗内解析を行うスタートアップ、Aislelabsを紹介したい。Aislelabsアイキャッチ①

引用:9to5Mac

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AislelabsはiBeaconを使った店舗内マーケティングサービスを提供

Aislelabsは2013年に設立されたカナダのスタートアップ。提供しているプロダクトはiBeaconを使用し、顧客の情報を収集してマーケティングのための分析までを行う店舗内マーケティングサービスだ。
AislelabsはiBeacon経由でスマートデバイスに登録されている顧客情報(年齢、性別、ECサイトの履歴、店舗へのリピート率など)を把握し、顧客の分析を行って店舗側にそのデータを伝える。

顧客の属性をより詳細に分析、消費者に合わせたプロモーションまでを実施

Aislelabsのサービスの特徴はiBeaconを通して顧客の属性をより詳細に分析し、その顧客に合わせたプロモーションまでを実行出来る所だろう。
スマートデバイスに登録されている顧客の属性やその日の天気、 POSデータを組み合わせてクラウド上で分析し、分析データをダッシュボード上で表示する。

Aislelabs②引用:Aislelabs

店員は分析されたデータをスマートデバイスで確認し、顧客に合わせた接客が可能になるだけでなく、デジタルサイネージも連動して顧客へのプロモーションを実施する。
創業者で現CEOのNickは、2007年にトロント大学の科学者が設立したTwitterやFacebookなどのSNSの分析を行う企業、Sysomosの立ち上げを行った人物だ。SNS上のユーザーの分析やその分析データのダッシュボード表示などはそのまま現在の店舗内マーケティングでも生かされている。

iBeaconは消費電力を抑えつつ、顧客の属性を正確に取得可能

Aislelabsは導入しているiBeaconとBlutooth Low Energyについて数々のベンチマークテストを実施している。そのデータによると、BLEでのスマートデバイスの電力消費は従来のBluetoothやwifiよりも大幅に抑えられている。実際に公開されているテストデータでは、Nexus4と5を比較した場合、8時間のBLEの使用で13%の電池の減りの差が見られた。
スマートデバイスでiBeaconから電波を受信する頻度も電池の減りには影響する。0.1秒毎に通信を行う場合と2秒毎に通信をする場合を比べると、8時間で19%の電池の減りの違いが見られた。

このBluetoothの発達は店舗にとっても顧客にとっても利点がある。従来までは電池の減りを気にして、アプリやBluetoothへの接続を行っていなかったユーザーが消費電力を気にせずにBLEを使うことで、店舗にはスマートデバイスへのプロモーションや顧客のデータ取得の機会が広がる。

Aislelabs③引用:Aislelabs

オムニチャネルに顧客を分析し、店舗内マーケティングが可能なiBeaconとBLE

 

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今回紹介したAislelabsのように、iBeaconを使った店舗内マーケティングサービスは海外では積極的に取り入れられている。上記で紹介しているテストデータのように、BLEの発達で電池の減りは8時間使用した場合でもかなり抑えられてきている。

日本でも取り入れられる動きが今後増えてくる可能性があるが、その前にiBeaconの有用性などについてマーケティング担当者は一度考えておくべきだろう。なぜなら、iBeacon経由で顧客の情報は詳細に手に入れて分析することは可能だが、それはスマートデバイスを持ち、専用のアプリを立ち上げている人に限られる。そのため取れるデータにも偏りが出てくる可能性もある。iBeaconの導入前に、それらの弱みをしっかり分析し、冷静な視点を持って考えていく必要がある。特に企業側で可能な施策としてはユーザー側が店内でアプリを立ち上げる施策、アプリ内のECサイトやクーポンを充実される、アプリでの商品のチェックアウト機能を付加するなどが必要だろう。今後、BLEが発達して、爆発的な浸透をするのかどうか、要注目である。

 

▼参照

SmartStore Blog by Aislelabs

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