【連載企画】世界で最も進化している日本のコンビニ・スーパーの未来 

WRITER : 朴 泳虎

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今週はコンビニ・スーパー×ITをテーマに連載企画を実施してきた。

私たちがほぼ毎日利用するコンビニだが、実は世界的に見ても最も洗練されたオペレーションを持つ業態の一つと言われている。さらに、比較的アナログな分野とされていたコンビニにも、最新のテクノロジー活用が進み始め、大きくその様相を変えようとしている。

今回は、変化を迎えつつあるコンビニの未来についてご紹介したい。

▼連載企画バックナンバー

第1回:テクノロジーが活かされる、コンビニ・スーパー業界の「いま」に迫る

第2回:コンビニ業界大手3社のビックデータ活用事例まとめ

第3回:スーパーマーケットのIT活用事例まとめ

iBeacon(アイビーコン)によるインタラクティブな顧客体験

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引用:http://abeja.asia/o2o/wp-content/uploads/4300-1280.jpg

「iBeacon(アイビーコン)」とは、AppleのiOS7から搭載された、Bluetoothを利用した新しい無線技術である。iBeaconを利用すれば、iPhoneやiPadなどデバイスを持った人の「位置」や「方向」を把握できる。

▼詳しい説明はこちら

これだけ知っていれば大丈夫!O2O・オムニチャネルマーケティング担当者に必要なiBeacon知識まとめ

iBeaconを導入する事により実現するよりパーソナライズ、もしくはインタラクティブ化された広告・プロモーションにより、コンビニ・スーパーの顧客体験は新しいステージへと進むだろう。

iBeaconは顧客の位置に合わせて高精度に情報を発信する事が出来るため、よりターゲットを絞った広告・プロモーションが可能となる。例えば、おでんの前にいる顧客に対してだけたまごの半額クーポンを送ったり、スイーツ売場の近くにいる顧客に新作ケーキの広告を配信したり、といった具合である。

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In-store Analytics(インストアアナリティクス)を使った顧客行動分析

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引用:http://www.intouch.eu/instore-wifi/

海外、特にアメリカではIn-store Analytics(インストアアナリティクス)と呼ばれる分野が急速に伸びており、30億円規模の資金調達を行う企業も登場している。

In-store Analyticsとは一言で言ってしまえば、実店舗内の顧客数や属性、滞在時間などを計測して分析するリアル世界版のGoogle Analyticsの様なものである。

従来、ECを初めとしたオンライン市場では顧客の訪問数(PV)や購入率(コンバージョン率)といったデータを取得して、PDCAサイクルを回す事でサイトの改善を行ってきたが、実店舗などのリアル世界ではデータ取得が困難であった為、データ分析があまり行われていなかった。

しかし、近年のセンサリング技術の向上やスマートフォンの普及により、顧客の属性や位置データを実店舗でも取得できる様になった事で、アメリカの大手小売企業の間ではこのIn-store Analyticsサービスの利用が徐々に増え始めている。

これにより、小売企業は実は効果を上げていなかったプロモーション施策などを特定して、別の新しい分野にリソースを投入できる様になった。

未来のコンビニ店舗では、当たり前の様に顧客データの取得・分析が行われ、現場で日々改善が行われるだろう。毎日、商品やレイアウトが変わる店舗が出てくるかもしれない。

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旧POSシステムをリプレイスする未来型POS

コンビニ004

引用:https://airregi.jp/

従来のPOSレジといえば武骨で、大きい場所をとり、その割に機能の柔軟性には欠ける、といった事は小売関係者やレジ打ちのアルバイトをした事がある人は皆知っているだろう。

現在、SquareやAirレジなどのタブレットを活用してレジ処理を行うクラウド型POSが徐々に浸透し始めている。

これらのクラウド型POSレジは、タブレットと付属品(主にレシートプリンターや金庫)だけで構成されているので、場所を取らない上に見た目もスマートだ。それだけではなく、一般流通しているハードウェアを使っているため、コストが従来の専用POSレジよりも圧倒的に安い。

更に、オンライン上でPOSデータの解析結果まで見られるものもあるというから、はやり始めているというのも理解できる。具体的には、従来のPOSレジが高価で手を出せなかった小規模の飲食店や、デザイン性を重視するカフェなどで導入が進んでいる。

将来的にはクラウド型POSが主流となっていく事は予想できるが、更に未来では、顔認証機能を使って顔を見せるだけで決済を行えたりと、さながら映画の様な機能も追加されていくだろう。

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まとめ

ここまで、未来のコンビニ・スーパーの姿についてご紹介したが、いかがだったろうか。日本のコンビニ・スーパーは世界一と言われる事も多いが、その理由はこれらの業界の人達が日々試行錯誤し、改善を続けてきたからである。10年後のコンビニ・スーパーはきっと私たちの想像を超えたものとなっているだろう。

▼連載企画バックナンバー

第1回:テクノロジーが活かされる、コンビニ・スーパー業界の「いま」に迫る

第2回:コンビニ業界大手3社のビックデータ活用事例まとめ

第3回:スーパーマーケットのIT活用事例まとめ

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