iBeacon(アイビーコン)はもう終わり!?導入が進まない5つのワケとは

WRITER : 朴 泳虎

  iBeacon

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ビーコン01

引用:Forbes

2013年末にiBeacon(アイビーコン)が登場し、2014年はiBeaconの普及が話題になった一年であった。

スマートフォンの普及により顧客行動が大きく変化する中で、店舗内で顧客とインタラクティブなコミュニケーションが可能であり、かつ顧客行動のデータ収集ができるiBeaconは、ECの台頭などの危機に迫られた小売り企業にとって救世主のような存在であった。

事実、iBeaconに対する期待は非常に大きく、当メディアでも過去に何度も取り上げていた。しかし、現実世界で登場する救世主の多くがそうであるように、iBeaconも期待外れに終わってしまうかもしれない。

今回は、iBeaconの現状と課題についてご紹介したい。

▼参考:iBeaconのすべてがわかる総まとめ記事

2015年Beacon関連市場規模は43兆円に!関連記事総まとめ

 

そもそもiBeaconとは?

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既に知っている方はこの節は飛ばして頂いて構わない。

「iBeacon(アイビーコン)」とは、AppleのiOS7から搭載された、Bluetoothを利用した無線技術である。2014年からレストラン、空港や美術館など、様々な場所で活用が始まっている。

また、iBeaconを用いることで、店舗は顧客のスマートフォンに商品情報やクーポンをプッシュ通知できるため、店舗マーケティングに革命を起こす存在として小売店での活用が注目を浴びてきた。

顧客への情報通知以外にも、顧客の来店回数、滞在場所、クーポン配信数あたりの買い上げ率などのデータを蓄積することができる。

またオンラインでの購買データと紐づけることで、オンラインのロイヤルカスタマーが入店した時に、店舗にアラートを出すことも可能になる。

▼iBeaconを知らない方はこちらをチェック

これだけ知っていれば大丈夫!O2O・オムニチャネルマーケティング担当者に必要なiBeacon知識まとめ(前編)

海外iBeacon導入事例から見るiBeacon導入のメリットと課題

実際のところ、iBeaconは普及しているのか?

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引用:Adobe eConsultancy

BI inteligenceの発表によると、米国の小売り企業トップ100の約半数が2015年にiBeaconを導入するとしている。

もちろん、実際に導入して成果を上げている会社もあるのだが、実際にはiBeaconを使って何をすればいいか分からないという企業が非常に多い。

その証拠にAdobe eConsultancyが実施したマーケッター向けの意識調査によると、iBeaconを含めたLocation technologyの優先度は11番中8位で非常に低いものとなっている。反対に1位だったのは、アナリティクスやABテストといった効果検証の分野だった。

iBeaconが抱える課題

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引用:neo-group

アメリカの調査会社 Volvo Force創業者Sam Bahreini氏は以下のようにコメントしている。

「iBeaconを活用することで、我々は顧客に合わせて関連性の高いメッセージや広告をリアルタイムに送ることができる。この効果は計り知れない。しかし、iBeaconはあくまで既存のマーケティング手段を補完するものと考えるべきである。顧客へのリアルタイムターゲティングを可能にするためには、幾つものハードルを乗り越えなければならない。それらを理解して初めて、iBeaconマーケティングを効果的に行うことができるだろう。」

iBeaconを活用する際に乗り越えなければいけない課題は具体的に以下の通りである。

①Bluetoothを付けていない顧客が一定数いる

②顧客がそもそもプッシュ通知に注意を払っていない

③顧客がアプリをダウンロードしない

④プッシュ通知が多すぎると顧客が嫌悪感を持つ

⑤iPhone以外のユーザーも大勢いる

これらはどれも簡単にクリアできる課題ではない。しかし、テクノロジーやマーケティングの技術は日に日に進歩しており、爆発的な普及はないとしても、徐々にiBeaconが我々の生活に浸透していく中で、画期的な手法を編み出す企業が必ず現れるだろう。

▼参考記事

リテイルビーコンがまだまだ現実的でないわけ

▼関連記事

iBeacon導入前にマーケティング担当者が確認すべき5つの課題

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記事内では取り上げることのできない様々な情報を取り上げております。

是非、小売業界のマーケターの皆様に事例研究やサービス導入をする際の参考資料としてご活用いただきたいと思います。

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