最先端のウェアラブル12選「2016 CES Innovation Awards」受賞プロダクトまとめ

WRITER : 平野紗希

  ウェアラブル

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PrintCES2016 引用:CES

毎年1月、家電・モバイル・テクノロジー業界の世界最大級の展示会である「CES(コンシューマ・エレクトロニクスショー)2016」が2016年1月6日〜1月9日米国ラスベガスで行われた。

前年度は大企業からスタートアップまで、3631社が出展、世界153カ国から約17万人が参加した。世界中から取材に訪れる記者やメディア関係者の人数は6000人を超えるという。

CESでは毎年、各分野において特に注目すべき製品を集めた「CES Innovation Awards」が開催されている。今年は「3Dプリンタ」や「スマートホーム」など30の分野において、2015年中に発売されたプロダクトの中から100を超える製品が選出された。

今回は「2016 CES Innovation Awards」の中の「Wearable Technologies」部門を受賞した12のウェアラブル製品を紹介する。

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1. 人工知能を搭載したヘッドフォン「Aivvy」

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引用:CES

アメリカカリフォルニア発のAivvyは、ユーザーのお気に入りの音楽を機械自ら学習し自動的にDLする、AI搭載型のワイアレスミュージックプレーヤーだ。

充電中にAivvy cloudと同期して、自動的にユーザーの好みに合わせて、約500万曲の中から自動的にDLをしプレイリストを作成する。

音楽をデバイスで聞く際に当たり前のように行っていた「選ぶ」「ダウンロードする」といった行為を省くことで、ユーザーにシームレスな体験を提供する。

▼参照
Aivvy

2. スウェーデン発 さまざまなデバイスの操作をボタン1つで可能にする「Flic」

Flic

引用:CES

ワイアレススマートボタン「Flic」は、手持ちのiOSやAndroid端末と連動させることで、電話にでる、カメラのシャッターを切る、音楽を再生するといった、スマホの基本操作との連動を可能にする。

壁やテーブルに取り付けたり、自転車のハンドルに取り付けたりして使用する。また、ボタン1つというシンプルなデバイスであるものの、クリック・ダブルクリック・ホールドといった、3つの操作を組み合わせることで、スマホのどういった機能と連動させるのか指定することができる。

▼参照
Shortcut Labs

3. 手に巻くワイアレスイヤホン「HELIX」

HELIX

引用:CES

Bluetoothを搭載したワイアレスイアホンというとごくありふれているが、「HELIX」の場合、使用していない時に手首につけたブレスレット型の専用ケースに収納し、手首につけて持ち運ぶことができる。もう、かばんの中でコードが絡まるといった煩わしさを感じることはないだろう。

▼参照
Ashley Chloe Inc.

4. シリコンバレー発 スマホと連動するスマートバッグ「HiSmart」

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引用:CES

 一見すると普通のかばんである「HiSmart」は、スマホと連動可能な次世代スマートバッグなのだ。電話やメールが届いた際、わざわざ鞄の中にしまったスマホを取り出すのを面倒に感じたことのある人は多いだろう。「HiSmart」はスマホとバッグをBluetoothでつなぐことで、そんな悩みを解決してくれる。

シルバーの円盤をタップすることで、電話を受けたり、ミュージックプレーヤーと繋いだり、カメラのシャッターを切ったりすることが可能になる。

▼参照
Shenzhen LEPOW Creative Technology Co., LTD

5. ボタンを押して話すだけ、多言語自動翻訳デバイス「ili」

ili-top2

引用:ili

「ili」はボタンを押して話すだけで、インターネット通信下でなくても、日本語を即座に英語や中国語に翻訳してくれる。また英語→日本語、中国語→日本語の翻訳も可能だ。

日本では昨今、訪日外国人の数が増加し、非母国語を用いたコミュニケーションがビジネスの場だけではなく日常生活においても重要度を増している。

こういった、国際間の言語障壁を取り除くことのできるデバイスは、2020年の東京オリンピックに向けても普及が期待される。

▼参照
Logbar

6. 衝撃を感知し、1000分の1秒で瞬時に膨らむことで、ウィンタースポーツでの怪我や事故を未然に防ぐスマートベスト「In&motion」

smart-ski-airbag-vest

引用:IN&MOTION

ベストを装着したアルペンスポーツ選手がバランスを崩したことを、1/1000秒以内にワイアレススマートベストが検知し、エアーバッグが膨らむことで、転倒の衝撃から体を守ることができる。

またそのデータが蓄積され、以後デバイスの精度を更に高めていくことに役立てられるという。

▼参照
IN&MOTION

7. Android Wear端末初のLTE対応スマートウォッチ「LG Watch Urbane 2nd Edition」

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引用:CES

「LG Watch Urbane 2nd Edition」はAndroid Wear端末として初のLTEサポートがついたウェアラブルウォッチである。

SIMスロットがついており、nanoSIMを挿入することで、LTE回線を用いた通話やデータ通信が可能となる。

▼参照
LG Electronics, Inc.

8. 次世代ウェーブガイドを搭載したエンタープライズ向けウェアラブル「M3000」

128378_1

引用:CES

次世代ウェーブガイドを搭載したM3000はエンタープライス向けのウェアラブルアイウェアである。ゲームの世界においてVR(仮想現実)を、よりリアルに、そしてダイナミックにユーザーに届ける。

このウェアラブル端末は、2D、3D、360° VRムービーに対応しており、インターネットから直接ストリーミングして鑑賞することができる。今後、Android 5.0で動作し、数千ものアプリケーションと互換する予定だという。

▼参照
Vuzix Corporation

9. 高いデザイン性と機能性を兼ね備えたウェアラブルウォッチ「Moto 360」

127100_1

引用:CES

「Moto360」は、「Android Wear」を搭載したスマートウォッチで初めて円形ディスプレイを採用し、そのデザイン性の高さから、日本でも大きく注目を集めている。

▼参照
Motorola Mobility

10. コンシューマ向けVR「Samsung Gear VR」

SumsungGearVR

引用:CES

「Samsung Gear VR」はサムスン製のスマホと連動させることによりVR体験を可能とする。販売価格は99ドルとお手頃なのもその魅力だ。一部のコアなファンのためのものだけではなく、誰でも簡単にVRを用いて360度パノラマ映像を体験できる時代になりつつある。

▼参照
Samsung Electronics

11. ワイヤレスイヤホンの収納・充電のできるスマホケース「Skybuds」

skybuds

引用:CES

 「Skybuds」は手持ちのスマホから音楽を受信する付属のワイアレスイヤホンを収納し、スマホとイヤホンの充電までも可能にするスマホケースである。

このデバイスの驚くべきところは、スマホから、モバイルバッテリーとイヤホンの電池の残量の確認や給電の操作が行えること、さらに小さく紛失しがちのワイアレスイヤホンの位置情報追跡ができるというところだ。

▼参照
Alpha Audiotronics, Inc.

12. 乳幼児の体温をリアルタイムで取得する「TempTreq」

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引用:SmartShape

「TempTreq」は乳幼児の体温を24時間計測することができるウェアラブルデバイスである。

体温のデータは専用のAppleまたはAndroindの無料アプリを用いていつでもどこでもリアルタイムに確認できる。また、複数のデータを1つのアプリケーションで管理できる。

また、熱があることを知らせてくれるアラート機能も付いており、取得したデータは医師にメールで送信することもできるという。

▼参照
Blue Spark Technologies, Inc.

ウェアラブルがリードするこれからのIoT時代

2020年までに260億個のデバイスがインターネットに接続されるようになり、世界のIoT市場は3兆400億ドル(約360兆円)まで拡大するという。

IoT市場の拡大にともなって、今回紹介した12個の注目製品を見ていただいてもわかるように、ファッション分野から医療分野まで、ウェアラブルの用途と機能は非常に多様化してきている。

 

また、昨日より、東京ビッグサイトでは世界からウェアラブル機器が集まる展示会「ウェアラブルEXPO」を開催中だ。

今回が2回目の開催となるこのイベントは、世界最大のウェアラブル専門展として、IoT、AR/VR技術、最新ウェアラブルデバイス開発のための部品・材料まで、世界中から前回比2倍の210社が出展しているという。

2016年のIoT業界を先導するウェアラブル端末にさらなる注目が集まることだろう。

 

また、近年、様々なモノがインターネットにつながっていく中で、大手企業のみならず多くのベンチャー企業が、アイデアに富んだ製品を世の中に生み出している。

とくに「Kickstarter」といったクラウドファンディングの登場により、スタートアップのアイデアも目に留まりやすく、製品化への支援もされやすくなってきている。

 

こういった背景により、ウェアラブルはますますその裾野を広げている。

今後も、様々な機能を持ったウェアラブル端末の登場に期待したい。

 

▼参照

CES Consumer Technology Association

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